海外で仕事したい人必見!駐在員または現地採用で働くフランスの見え方

フランス生活

現在、フランス歴3年目の私です。

  • 海外で働きたい
  • フランスに住みたい
  • あわよくばフランス、パリで良い暮らしがしたい

日本の会社から飛ばされる現地駐在員

フランスで自分で仕事を見つける現地採用

海外で働くなら2つの方法があります。待遇の違い等を詳しく説明していこうと思います。

スポンサーリンク

海外で働くには2つの方法

フリーランスだとか、お金持ちとかを除けば、フランスで就労VISAを取得するには、2つの方法があります。

日本からの海外赴任

現地で自分で見つける

大きく分ければこの2つです。両方、簡単ではないことは確かです。

しかし、この2つでも天と地の差があるので、経験を交えて説明していこうと思います。

日本からの駐在員としてのフランス赴任

日本で働いている企業から、フランス支部へ海外赴任を命じられる。

パリなら、新聞社、TV関係、旅行や貿易関係などの会社が、フランス支部を持っており、よく日本人を見かけます。

昔からパリにいる人に聞くと、10年前はもっと日本人がいたそうで、2015年以降減っているそうです。つまり、海外赴任で、自分の経験値を上げたいなら、狙い時かもしれませんね。

フランスVISA申請から家を借りるまで

海外赴任の場合、VISA申請や、非常に困難とされる家を借りるまで、会社でサポートしてもらえるところが多いそうです。

フランスの行政関連は、非常に難解で、融通の利かないものばかり。

それらを全て会社がやってくれるとなると、ストレスフリーです。

詳しいことはわからないですが、駐在員でパリに滞在するなら、なぜか16区のお金持ち地区に家を構える方が多いです。

フランス赴任の給与

各企業にて、待遇は違うでしょうが、NETと呼ばれる手取りで2000€前後はあるそうです。

パリで大体の物価は日本と大きな違いはなく、1€が100円のように飛んでいきます。

なので、日本円で考えれば20万円の給料は決して高い給与ではない。

しかし、2020年現在、一般的なフランス家庭では、

  • 両親共働き(フルタイム35h)
  • 手取り1300€前後
  • 世帯収入3000€弱

この財政で、家庭を持ち子供も育てている家庭が大半です。

そう考えると、2000€は、かなりの好待遇かと思います。

フランス赴任での生活はかなり豊

給与だけで見ると、苦しい生活になると思ってしまいますが、フランスは社会保険が高い上に、何かと保障制度が充実している。

例えば、Carte Vitalという日本でいう、保険証が使え、Mutuelleという保険も会社で強制加入になるので、実質医者で払う金額は無料

外食がべらぼうに高いので、基本自炊をするとして、普通に暮らしていれば、2000€もあれば正直なんの我慢もなく暮らせると思います。

もちろん、パリのど真ん中で、仕事の終わりに毎日飲みに行きたいとかだと、不自由かと思いますが、日本で暮らすよりも気持ちにゆとりができるのは確かです。

MIIDAS(ミイダス)

こちらで、自分の市場価格を確認してみませんか?海外赴任が少なくなった今、海外赴任希望は、非常に重宝される人材だと思いますよ?

フランスで現地採用からのVISA取得

学生、ワーホリなどでフランスに滞在し、自分で現地企業にアプローチし働く。

ほぼ運任せなところもあるが、自分で全てを行うので、サバイバル的になりますが、自分の経験値を格段と上げることは間違いないです。

僕も現地採用で、ラッキーなことに就労VISAをもらい働いています。

フランスの就労VISAは、個人に付与されるので、そこの会社を辞めようが、違う会社で働こうが、個人の勝手なので、身軽なことは間違いないです。

フランス日系企業は基本日本と同じ

フランスは労働者に優しい国だと思われていますが、日本は基本逆ですよね。

フランスで起業している人たちの考えは、20年前の日本と考えてもらって問題ないかと思います。

骨と皮になるまで働かされる。

僕自身、週6日間、60時間前後働き、残業代なしという狂気の環境で2年間もパリで働いていました。

現地採用でもVISAサポートは必須

現地採用の場合、一番の難関になるのは、VISA取得かと思います。

どこの国も同じですが、就労VISAは現地企業がサポートがないと取得は不可能です。

なので、学生やワーホリから現地採用を目指すなら、バイトから始めて、オーナーと交渉が必要かと。

ただし、VISAサポートで困るのが、就労VISAを申請するということは、企業側もなぜフランス人ではなく、日本人が必要なのか説明が必要で、申請費用も30万円ほどかかるそうです。

また、就労VISAで呼んだ日本人に役職を付けること、給与は額面で2200€以上をつけることなど、何かと厳しいルールがあります。

就労VISAをフランスで発行するには、2020年現在の税制をザックリ計算して、3500€前後の維持費が毎月かかるのです。

よって、会社によっては、様々な条件を付けられるそうです。僕が聞いたのは下記です。

  • 3年間は退職しない
  • 月190~200時間は働くこと(残業代なし)
  • 給与よりVISA申請代を引いて計算する(VISA申請を自分持ち)

厳しいところは、フランス語の労働契約書以外に、日本語でも契約書(笑)が書かされるところもあるそうです。

僕は200時間働くことと、最低でも5年は働くこと。

幸い口約束だったので、色々生活が整った2年目にさようなら決めました。

海外で働くなら語学だけでなく能力が必要

僕は、現地採用でVISAをもらい、感謝する点もある反面、多くの時間を無駄にしました。

理由は簡単です。

海外で働きたい!英語、フランス語だけ話せる!あとはガッツ!

これだけで日本から出てしまった。

これらの理由だと、働ける場が日本食レストラン、アジアンマーケットや倉庫などしかない。

語学を学ぶのは素敵なことだし、それを使って多くの人間と会えるのは素晴らしい人生経験です。

しかし、それは自分の能力であって、お金を作るレベルになるには並大抵の努力では出来ない。

日本だと、学校を卒業したすぐに、就職しないといけないみたいなルールがあるが、僕のいたアメリカ、ヨーロッパでは、意外とそうでもない。

学校卒業して、プラプラして就職する人は沢山いる。

なので、僕はこれから海外に出ようという人に、日本である程度の経験をしっかりつんで、語学+手に職をつけて飛び立ってほしい。

32歳になってこれに気づいたのは、人生最大のミスです(トホホ。。。)

コメント

タイトルとURLをコピーしました