日本一の傾斜を誇る暗峠ヒルクライムにチャレンジしてみました。むしろ、道を間違えたら、暗峠にたどり着き、登る羽目になったというのが、正しいです。
この日も、早朝から、奈良へ向かい平城京を駆け抜け、清滝峠を越えて、大阪へ戻ろうとしておりましたが、途中用事を思い出したので、ショートカットしようとしたのが、間違いでした。
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暗峠について
暗峠とは、日本一の傾斜を誇る激坂で、関西で、ロードバイクに乗るものなら、一度は聞いたことのある坂。一応、国道308号線らしい。
峠自体は標高があるわけではないが、一直線で山を登る為、傾斜は素晴らしい角度になっています。
何よりも恐ろしいのが、暗峠の英語表記はDark pass。
〜暗峠の基本情報〜
- 標高 : 約400m
- 全長 : 約6.0km
- 平均斜度 : 17%
- 最高斜度 : 38%
松尾芭蕉も訪れた激坂。道幅が狭く、車も通る。道がガッタガタなので、普通に歩いても転けるレベル。
日本一の斜度を目指して出発?
まず、大和田サイクルロードをひたすら奈良方面へ走ります。
この大和田サイクルロードは、そこまで人もおらず、ゆっくり走れる為、僕のようなゆるゆるのサイクリストにはオススメです。
とにかく、淀川河川敷のサイクリングロードと違い、自転車止めがないから、ストレスなく走れます。
そして、国道25号線へ入ります。
ここから、しばらく大型車が増えて、注意しておかないと、命の危険を感じるので、気をつけてください。
バリバリ逆光ですが、無事奈良へ入りました。この国道25号線で、奈良に入ると峠を越えなくていいので、奈良でポタリングする方には、オススメです。
しかし、残念な事に、コンビニや休憩出来る場所が殆どないので、補給は事前に取るといいと思います。
さて、僕はこの後、清滝峠に行きたかったのですが、道を間違え、恐怖の文字が見えます。
二度と来ないであろう暗峠
さぁ、暗峠の文字が見え、最近、六甲山ヒルクライムを制覇した僕は調子に乗ります。
「日本一って言っても余裕だろ〜」
これが、まさかの大間違いでした。
坂ってレベルじゃねぇ!!
まずは、このスピード止め路面を見よ!!ロードバイクで登る坂じゃねぇよ!!
しばらく進むと、また路面が変わります。
あまりの傾斜で、車で登ろうとすると、馬力がない車は滑り落ちるそうです。
逆に、下りは、ブレーキが利かなくなるので、だからこの路面です。
もはや、アホです。
卵大好きな僕にはとても気になる看板。ちなみに、この時点で体力を使い果たし、結局自転車を乗る事を諦めます。
景色が綺麗ですよねー。歩いて上ってるんだから…
このクライム後に友人から聞きましたが、外国で暗峠が紹介されて、コアな旅行者がたまに来るそうですよ。本当に物好きな人だなぁと思います。
もしも、僕の友人がここに来たいと言ったら、全力で止めます。僕は既に、2度目はないと確信しています。
やっと見えたぞ峠茶屋!
休憩したかったが、財布にクレジットカードしか入ってなく、即ダウンヒルです。
なんでも、この茶屋にサイクルノートなるものがあるらしく、
「足付かずに登れた〜」
など、ウソ八百書いてあるそうです。
本当に、この暗峠を、足付かずに登れる人がいるなら、会ってみたいです。Stravaには、アホみたいに早い記録が残ってますが、100%車で上がった記録だと思います。
ちなみに、この石畳は、日本の道100選に入ってるとか入ってないとか…堪能する余裕がないので、もう家に帰りたい……
ただ、石畳の道で、左右に古い日本式の家屋が立ち並ぶ風景は本当にきれいでした。
昔は峠茶屋も数件あったそうで、古い家屋はその名残だと思います。
暗峠の本当の恐怖はダウンヒル
この路面でひたすら20%超えの坂を下ります。
もはや狂気の沙汰とはこの事。
ブレーキからは既に異音がします。
この滑り止めの路面状況と、道がひび割れているせいで、恐らくビンディングペダルでは無理だと思います。
本当に大けがしますよ。
ヒルクライムの楽しさは、ダウンヒルの時だと言う人がいますが、僕はいつでもダウンヒルが怖くて仕方ないです。
やっと降りれた暗峠
暗峠から降りた直後、ローディーさんに出会いました。
青年「コンチワ!どうでした?」
僕「二度とこねぇよ!!!」
青年「ですよね〜苦笑」
僕「でも頑張って下さいね」
ここ最近、ロードバイクでヒルクライムをするのが楽しくなっておりましたが、暗峠に無理矢理?チャレンジして、一気に熱が冷めました。
しかし、この暗峠をビンディングペダルで上がろうとするのは、本当に危険かもしれないです。
傾斜が、急すぎて足をつかずに登るのは、恐らく不可能だと確信しました。なので、ビンディングペダルで登ると、バランスを崩して落車なんて当たり前のように起こると思います。
くれぐれも無理はしないで下さいね。
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